偶然にも出身校も担任も一緒という先輩と後輩。現在は異なる展示場にいるが、同じIC課の仲間として情報共有などを行っている。
住宅の目に見えるものすべてを、お客様といっしょになって決めていくのが私たちインテリアコーディネーターの仕事です。
決めていくのは、外壁、屋根、窓の色、室内の床、壁紙、建具、カーテン、照明器具、コンセントの位置、さらにはキッチン、トイレ、お風呂。注文住宅の外内装を総合的に携われるのは、責任も大きいですが、それ以上に完成したときの達成感が大きいです。
また、インテリアコーディネーターは、お客様との打ち合わせも重要な仕事ですが、それに伴う事務的な仕事も欠かせません。
見積もり作成、外装などのCGパースを業者に依頼する、カーテンと照明器具の発注のほか、電気配線図とクロス図は私たちがCADで作成します。また、現場の電気配線工事に立ち会うこともあれば、今後の資料として使うために完成写真の撮影なども行っています。
これまでに数多くの物件を担当しましたが、ひとつとして同じ物件はありません。そういうなかで私たちは、千差万別のお客様の部屋のイメージや生活スタイルなどを聞きながら、デザイン性や機能性なども含めて空間づくりをアドバイスしています。
仕事をしていると、女性ならではの視点が活かせると実感していますし、結婚や出産という自分自身のライフスタイルの変化が仕事の幅を広げてくれるとも思います。
清水が入社時に、同じ支店の先輩として多くの事を熊谷から学びました。普段いるのは別々の支店ですが、同じ社内のインテリアコーディネーター同士で日常的に情報共有しています。また、何か問題があっても、みんなで話し合って改善する、励まし合える関係が築けています。
さらに、知識向上のために、メーカーの説明会に参加したり、勉強会を開いたりして学んでいます。
お客様が家を建てることは、一生に一度という場合がほとんどです。仕上がりをイメージするのは難しいですし、「この内装で本当に大丈夫かな」などの不安もたくさんあると思います。
インテリアコーディネーターは、そうしたお客様にアドバイスして、安心してもらうための存在です。お客様の住まいへの考えを引き出して、一つひとつの不安を補い、納得して仕様を決められるように背中を押していくような役目だと考えています。
だからこそ、自分が提案した内容を受け入れていただき、その家が完成すると、とてもうれしい気持になります。「あなたの提案を取り入れてよかった」と言っていただけることも、仕事の喜びになっています。
なかには、お引き渡しの後に会いに来てくれたり、子供が生まれたからと会いに来てくれたりするお客様も。そういう機会も幸せな瞬間です。